寒暖差が激しい季節の変わり目は、人と同じく犬も体調を崩しやすくなります。
シニア犬は体温の調節機能が衰え、免疫も低下するので、特に注意が必要です。
今回は、老犬が季節の変化を上手に乗り切るポイントをご紹介します。
季節の変わり目は、1日の中でも寒暖差が激しいことが多いですよね。
寒暖差が激しいと風邪を引きやすいだけでなく、愛犬の体に負担がかかるので注意が必要です。
寒暖差を防ぐため、室内は愛犬が過ごしやすい温度に設定することが大切！
散歩などの外出時も出かける時間帯を調整して、部屋と外の気温差がなるべく少なくなるよう工夫しましょう。
早朝や夜など冷える時間帯は愛犬に服を着せて、体を冷やさないように注意してください。
季節の変わり目は飼い主さんも仕事などで新生活が始まる場合もあり、愛犬を取り巻く環境が変化するケースもあるでしょう。
一方、シニア犬は感覚の衰えによって孤独や不安を感じやすく、環境の変化からストレスを抱えることも珍しくありません。
新生活での環境の変化は仕方ないことですが、飼い主さんは愛犬にかかるストレスを最小限に抑える心がけが重要です。
- ・愛犬とのコミュニケーションの時間を増やす
- ・ワクチン接種やトリミングなど、愛犬への負担が大きなことは時期をずらす
- ・おもちゃやフードの種類を急に切り替えない
これらを意識して、愛犬に必要以上にストレスがかからないように注意しましょう。
季節の変わり目の中でも特に春や夏は虫も活発になる時期で、フィラリアやノミ・ダニなど犬に寄生する虫も多くなります。
中でもフィラリアは発症すると命の危険もあるため、きちんと予防することが重要です。
ノミやダニは定期的なブラッシングやシャンプーで清潔を保つことで予防できます。
フィラリアもノミ・ダニも、駆虫薬は体に垂らすタイプや飲むタイプなど、さまざまな種類があります。
かかりつけの動物病院で相談しながら、愛犬が無理なく続けられるタイプを選びましょう。
また、「予防薬を使っているから大丈夫」と過信せず、散歩の際に犬を草むらに入らせないように注意することも大切です。
シニア犬は季節の変わり目に風邪を引いたり下痢や嘔吐を起こしたりなど、体調を崩しやすい傾向があります。
喘息やてんかんの持病がある犬の場合、気圧の変化が影響して発作を起こすこともあり、特に注意が必要です。
どの季節にも言えますが季節の変わり目は尚更、愛犬の異変にいち早く気づいてあげることが重要です。
うんちのゆるさや色、食欲、睡眠時間など、愛犬の様子をよく観察しましょう。
些細でも心配に思うことがあれば、なるべく早く動物病院を受診してください。
